5月23日に、SNSでの誹謗中傷を苦にして、自ら死を選んだ木村花さん(22歳)。
木村花さんを追い詰めたきっかけとなった、『テラスハウス』での「コスチューム事件」。
母親の響子さん(43歳)の発言から、その真相が、『テラスハウス』のスタッフからの「やらせ指示」であることが明らかになってきました。
この記事では、『テラスハウス』でのやらせ指示の驚きの実態に迫ります。
木村花にビンタしちゃえ!
木村花さん母が告白 娘が明かしていた「テラスハウス」の“やらせ”《遺したLINEには…》 #木村花 #テラスハウス #スクープ速報 #週刊文春 #文春オンラインhttps://t.co/V1xXHBznib
— 文春オンライン (@bunshun_online) July 1, 2020
「このままだと花の死が『暴力的な女子が男性に乱暴を働き、SNSの批判を苦にして自殺した』というストーリーで片付けられてしまう。真相は全然違うんです。彼女はスタッフの指示通り、ヒール役に徹しただけ。せめて花の名誉を回復してあげたい」
これが、週刊文春の取材に答えた、母・響子さんの言葉です。
3月31日にNetflixで配信された『テラスハウス』第38話で起きた「コスチューム事件」。
コメディアン志望の小林快さんに、誤って乾燥機で花さんのプロレス用コスチュームを装着できない状態にされた木村花さんは、泣きながら「人のこともっと考えて暮らせよ!」「ナメんのもいいかげんにしろよと快さんに詰め寄り、彼のキャップを叩き落とします。
これを受けて、SNSでは、木村花さんへの批判で溢れかえります。
こんな凶暴な子イヤダ―。プロレスラーって実際もこうなんだって思ってしまった
テラハ史上一番嫌いなメンバー
命の次に大事なものを置きっぱなしにした方が悪い
しかし、母親の響子さんは、「コスチューム事件」は、『テラスハウス』番組スタッフによるやらせ指示に基づくものだった、ということを悲壮な覚悟で告発しました。
後日、花は私に『番組スタッフからビンタしたらいいじゃんと言われた。でもさすがにそれはできなくて、苦し紛れに帽子をはたいたの』と話していました。
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『テラスハウス』のやらせ指示の真相とは?
以下が、木村花さんが生前に、響子さんや友人に話していた、『テラスハウス』のやらせ指示の真相です。
読んでいて、胸が締め付けられそうになりますね・・・
テラスハウスに出た当初からプロレスラーらしく振る舞えって…
一のことを百にして盛り上げて欲しいって言われて。
コスチュームの件はスタッフにめっちゃ煽られた。
「いいじゃん、あんな奴、ビンタぐらいしたらいいじゃん」って。
盛り上げなきゃと思ったけど、プロレスラーとしてビンタはさすがにできないから、苦しまぎれで帽子をはたいたの。
スタッフは信用できないよ。
自分の仕事道具壊されて、スタッフにカメラの前でキレろって言われて
まだ放送もされてないのに
なんでこんな言われなきゃならんの
ブチ切れたシーンの直後、スタッフから「すごい良かったよ」と言われ、人間不信になった
撮影する前にスタッフにあおられて
あれは本当じゃないから
だから申し訳ないと思ってるよ
ごめんね過呼吸みたいになって、それでもカメラ回されて、、やっと落ち着いたので今から寝ます ぴえん
12時前に寝る予定だったのに、、
本当に辛い
これで炎上して話題になって制作陣は満足かな
MASAの意見
見ず知らずの男女6人が共同生活する様子をただただ記録したものです。
用意したのはステキなおうちとステキな車だけです。
台本は一切ございません。
『テラスハウス』の冒頭のナレーションです。
番組のプロデューサーも「台本も指示も一切ない」と明言し、演出のないリアリティショーであることを強調していました。
しかし、実態は、番組のスタッフにより炎上も覚悟で盛り上げることしか考えていない「やらせ指示」に基づいていたわけです。
視聴者は、テレビ画面の中の演出された木村花さんを、本当の彼女だと思い込み、誹謗中傷し、追い詰めました。
番組は視聴率が上がることだけを考え、炎上による木村花さんへのリスクにはまったく配慮しませんでした。
そして、木村花さんが自殺した後も、放送中止を決定し、出演者の聞き取りなど検証を続けて入るものの、まだ結果の公表は行っていません。
公共の電波を担うテレビ局として、フジテレビには責任ある行動を強く求めたいです。
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!
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