5月23日に亡くなった、女子プロレスラーでテラスハウスにも出演していた木村花さん(22歳)。
SNSでのアンチからの誹謗中傷や言葉の暴力を苦に、自ら命を絶ったとされています。
ダルビッシュ有の意見:木村花さんの悲劇を受けて
木村花さんの悲劇については、多くの著名人がSNSで投稿しています。
そんな中、プロ野球選手のダルビッシュ有も、ツイッターで意見を述べました。
ダルビッシュ選手は、米国メジャーリーグのシカゴ・カブスで活躍し、最近はYouTuberとしても活動しています。
その圧倒的な知名度の高さから、芸能界やスポーツ界をあわせても、おそらく日本で一番アンチがついている人の一人でしょう。
残念なことに残念な人たちのせいでまた1人亡くなってしまった。
こうなってからでは遅いってずっと言ってる。
立派な集団リンチ。
いつも言うが有名人へのストレス解消を正当化するために作られたであろう「有名税」はもう通用しない。 https://t.co/cUZkWWfuuF— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 23, 2020
誰かのアンチしてる人今すぐやめたほうがいい。
ほんまに他人の時間だけでなく自分の時間も削りまくってる。
世の中無駄なことはないと言うが、絶対無駄なことはある。
あなた自身の人生が人類にとって無駄にならないように生きて欲しい。
面と向かって言えないことをSNSやったら言っていいって誰が決めたんやろ? あと「スルーすればいいじゃん」とか「相手しないほうがいいですよ」は「貴方が嫌なこと言われているのわかっているけど我慢しなさい」と同じようなことなので言わない方がいい。
10年前のツイートやけど、この時からスルーを強要してくる人は理解できんかった。 https://t.co/7QSHQau9IA
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 23, 2020
こういうの言っていいのはある程度相手できる人やと思う。
俺に送ってって言ってもスルーしてたら結局他に行く。 https://t.co/nIvwDVWfJ3— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 23, 2020
誹謗中傷がゼロになる時代は来ないと思いますが少なくなる時代は来ると思います。 https://t.co/AQeTuhShM1
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 23, 2020
「誹謗中傷がゼロになる時代は来ないと思いますが少なくなる時代は来ると思います。」と、将来に希望を見ているのが素晴らしいです。
【悟り】ダルビッシュ有のアンチからの誹謗中傷への対応まとめ
さらに、ダルビッシュ選手は、自身のアンチからの誹謗中傷への対応方法についても説明しています。
誹謗中傷に悩んでいる人に一つ言いたいのは、ネット上で匿名で他人を叩いている人の言葉に説得力はないということです。
無視もありですが、自分の場合はそういう相手を機械だと思って言語化能力の向上や自分の価値観、思考の整理のためにやり取りすることで自分の成長にもつながっています。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 23, 2020
誹謗中傷する人に効く言葉3選。
・おめでとうございます。
・それは良かったです。
・あなたが幸せそうで私も幸せです。基本的に相手の文に関係なく上の3つをランダムに使い続けるだけでクソリプマンたちはいなくなります。
大事なのは相手がAIだと思い、自分もAIになりきること。
お使いください。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) May 23, 2020
大事なのはコミュニケーションはとるんだけど、会話は成立させずポジティヴな言葉を感情ゼロで送り続けること。
逆に向こうが疲れます。
時間の無駄だからミュートやブロックして相手しなきゃいいじゃん。 ってそれができずに気にしてしまうから死んでしまったりすると思うんだけど。。
「相手がAIだと思い、自分もAIになり切る」、「コミュニケーションはとるが、会話は成立させない」、「ポジティブな言葉を感情ゼロで送り続ける」。
すごい!
どれだけ多くのアンチからの誹謗中傷に晒されるとここまでの境地にたどり着けるのか、と驚いてしまいます。
もはや「悟りを開いている」のではないか、というレベルです。
MASAの意見
イチロー選手もそうですが、超一流のスポーツ選手の発言には、実体験に基づく、圧倒的な重みがありますね。
もちろん、その「悟りの境地」に到達する前には、我々のような普通の人には想像もつかないような膨大なアンチの誹謗中傷に晒されてきたのだと思います。
そして、そのような境地に到達できる前に、多くの人たちは、誹謗中傷や言葉の暴力の前に倒れてしまうのではないでしょうか。
やはり、普通の人たちが、普通に楽しめる、暖かいSNSの世界が必要だと思います。
一人一人が意識を高めていくとともに、実名の義務付けや本人確認の強化など、SNS運営者や法制度の面での対応についても検討していく必要があると考えます。
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!