宝塚歌劇団が公演再開!
宝塚歌劇団 東京は22日から公演再開 兵庫は27日から
宝塚歌劇団は、新型コロナウイルスの影響で中止していた公演について感染防止策をとったうえで、東京の劇場では22日から、兵庫県の宝塚大劇場では今月27日から再開すると発表しました。
宝塚歌劇の公演は、政府の大規模イベントの自粛要請を受けて先月29日から中止され、いったんは再開したものの今月12日から再び中止していました。
宝塚歌劇団によりますと、感染防止の態勢が整ったということで、東京宝塚劇場では22日から公演を再開することになりました。
一方、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場については、大阪府の吉村知事が22日までの3連休中、大阪と兵庫の間の不要不急の行き来を控えるよう求めていることから今月27日からの再開としました。
再開にあたっては劇場内の座席のひじ掛けや階段の手すりなどを公演ごとに消毒するほか、入り口に赤外線で体温を測定する装置を設置し、37度5分以上の熱がある人の入場を断るなど感染防止策を徹底するとしています。
(NHK NEWS WEB)
宝塚歌劇団が、3月22日に、東京宝塚劇場で公演を再開し、雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)」を上演しました。

感染防止策として、入口にサーモグラフィを、トイレに消毒液を設置。劇場内での販売もペットボトルのみとし、会場内の飲食は禁止に。お土産も、密封された物に限定。
また、終演後は混雑緩和のため、いくつかのルートに分かれて退場したとのことです。
会場は満員状態で、スタッフをはじめ、ほとんどの人がマスクをしていました。
公演の最後に、雪組トップスターである望海風斗から、「本当に皆さんせっかく楽しみにしていた公演が中止になってしまい、申し訳ありません。まだ(コロナウイルスの)感染が拡大しているので注意してください」とファンに挨拶がありました。

参加した70代の女性ファンは、取材に対し、「宝塚が楽しみで生きがい。昨日も再開が決まって興奮して眠れなかった。今日は大歓声で、すごく皆さんが頑張っていて良かった」と語りました。
コロナ感染拡大が続く中での自粛解除に賛否両論!
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で自粛を解除し、公演を再開した宝塚歌劇団の対応に、賛否両論が湧き上がっています。
ネット上では、3月22日にさいたまスーパーアリーナで強行された、K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~と並べて、軽率な対応であると批判する声の方が多いようです。
あえてコメントする人には反対派が多い、という事情もあるでしょうが。
反対派
来週再開されるのは兵庫県の宝塚歌劇。
今これだけ騒ぎになっている兵庫県で、よし再開しようと思える上層部が分からない。
この三連休、内外への移動の自粛を求められている地域です。
いくら何でも時期尚早でしょう。
人の命より自分の財布でしょうか?
各国が危機感を持っているのに、なんて事でしょう。そういえば、宝塚市の大劇場は今月27日からの再開を予定しているとの事ですが、何を考えているのか理解できません。
兵庫県の感染者は増大しています。
クラスタ感染者をまだ抑えることも出来ずにいるのが現状です。実際、宝塚市在住の新たに発表された感染者も次々と出ている最中、いったい何をしたいのでしょう?
全く理解できません。無責任な対応はやめてほしいです。今でもできていないのに、これ以上クラスタを増やしたとしても、もう事実上、追う事は出来ないと思います。
勘弁してください。頼みます。
宝塚に限らずだけど、どうしてこんなに自分の楽しみを優先する人が多いんだろう。確かに自粛自粛で息が詰まりそうな時はあるけど、コロナが終息する時は必ず来る(と信じている)。
しかし今は終息の見通しも立っておらず、更なる感染が不安視されている状況。
主催者側も参加者側も自粛できないのかな。
賛成派(過度な自粛への反対派)
今回の新型コロナ騒動で改めて分かったのが、非常時における大衆世論の怖さ。イベント等の自粛で出る杭(という表現は本意じゃないけど)を打つのはお上じゃなく大衆(東京事変や宝塚は相当叩かれた)。国家総動員体制を叫ぶ(国は民間と連携して人工呼吸器を増産しろ!とか)のも、お上じゃなく大衆。
— 指南役 (@cynanyc) March 21, 2020
雪組東京公演は、貸切・新公含む計45公演中、上演できたのが16公演、中止になったのが29公演という計算となる。
東京宝塚劇場の座席数は2,069席なので、単純計算でも
2,069席×29公演=計60,001人の方が観劇を中止されたことになる6万人の想いを背負っての観劇
責任を感じる— はるこ (@oliveharuko) March 22, 2020
3月19日に出された政府の専門家会議の提言では、次の3つの条件が同時に重なるような場を避ける行動を、引き続き要請しています。
①換気が悪く、
②多くの人が密集し、
③近距離での会話や発声が行われる、
また、全国的な大規模イベント等については、次のとおり、引き続き、主催者がリスクを判断して慎重な対応をとることを求めています。
全国規模の大規模イベント等については、
①多くの人が一堂に会するという集団感染リスクが想定され、この結果、地域の医療提供体制に大きな影響を及ぼしかねないこと(例:海外の宗教行事等)
②イベント会場のみならず、その前後などに付随して人の密集が生じること(例:札幌雪まつりのような屋外イベントでも、近辺で3つの条件が重なったことに伴う集団感染が生じていること)
③全国から人が集まることに伴う各地での拡散リスク、及び、それにより感染者が生じた場合のクラスター対策の困難性(例:大阪のライブハウス事案(16 都道府県に伝播))
④上記のリスクは屋内・屋外の別、あるいは、人数の規模には必ずしもよらないこと
などの観点から、大規模イベント等を通して集団感染が起こると全国的な感染拡大に繋がると懸念されます。
このため、地域における感染者の実情やその必要性等にかんがみて、主催者がどうしても、開催する必要があると判断する際には以下①~③などを十分注意して行っていただきたい。しかし、そうしたリスクへの対応が整わない場合は、中止又は延期をしていただく必要があると考えています。
また仮にこうした対策を行えていた場合でも、その時点での流行状況に合わせて、急な中止又は延期をしていただく備えも必要です。
①人が集まる場の前後も含めた適切な感染予防対策の実施、
②密閉空間・密集場所・密接場面などクラスター(集団)感染発生リスクが高い状況の回避、
③感染が発生した場合の参加者への確実な連絡と行政機関による調査への協力などへの対応を講ずることが求められます。
この観点では、室内劇場での公演は、リスクが高いと言わざるを得ないでしょう。
一方で、「大規模」イベントや「必要な対応」の具体的な内容があいまいで、主催者に開催の最終判断を委ねていること、自粛・休業時の補償もないことから、自粛期間が長くなってくると、無理をしても開催、という方向に行き易いところです。
過度な自粛で、経済が破綻してしまうリスクもありますが、海外では外出禁止や店舗の営業停止など厳しい措置が取られているのに対して、日本は「緩んでいる」と言わざるを得ません。
やはり、国・地方自治体が、自粛要請ではなく、強制的に営業停止を求めることができるようにする必要があるでしょう。
また、その際には、事業者への補償措置もセットで設ける必要があります。
新型コロナウイルスの感染拡大が、一刻も早く収束してくれることを期待したいですね。
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!
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