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菅原一秀・前経産大臣の買収疑惑まとめ!新たに買収「裏会費リスト」が判明【文春砲】

自民党の菅原一秀・衆議院議員。

2019年9月11日、経産大臣として初入閣を飾ります。

しかし、有権者への買収疑惑が続出し、2019年10月25日、1ヶ月半も持たずに辞任に追い込まれます。

その後、疑惑について十分な説明がないまま、ダンマリを決め込んでいました。

ところが、2020年6月16日、通常国会の閉会の前日に記者会見を開き、公職選挙法違反の認識があったと説明しました。

記者会見では、「原点に戻って精進する」と述べ、離党や議員辞職は否定。

また、東京地検による公職選挙法違反の捜査や事情聴取については、言及を控えました。

この記事では、「裏会費」の新疑惑を含めて、菅原一秀の買収疑惑についてまとめます。




菅原一秀の疑惑①:カニ・メロン・みかんの贈答

菅原一秀の買収疑惑の第1弾です。

選挙区(東京9区)の有権者に対し、メロンやカニ、いくらなどの高級品を贈って買収していた、という疑惑です。

週刊文春(2019年10月17日号)が、選挙区に居住する100人以上の有権者の実名、住所が記された「メロンリスト」の存在を報じました。

具体的には、2007年7月に、菅原一秀が、北海道稚内市の業者から、計133件、合計278玉の高級メロン「美深キングルビー」を75.8万円で購入した旨の明細書です。

また、有権者からの『お礼状』(「このたびは、結構なお品を頂戴いたし、重ね重ね御礼申し上げます」)も報道されました。

お礼状の送り主である練馬区在住の有権者は、次のように証言しています。

妻に『これ、菅原さんからの贈り物だから、お礼状を書いておいて』と頼んだ記憶があります。

菅原さんからのお中元やお歳暮には『菅原一秀』という名前は書いておらず、無地の熨斗だったと思います。

無地の熨斗だったのは、公職選挙法上、選挙区内でそうした贈り物をするのはいけない行為と分かっていたからでしょう

この点、菅原一秀は、国会答弁で、「(有権者にも)品物をもらったかどうか確認をしていますが、連絡が取れた方からはもらっていない、10年以上前のことで分からないという回答を得ています」と答弁しました。



菅原一秀の疑惑②:公設秘書による香典の手渡し

菅原一秀の買収疑惑の第2弾です。

選挙区の有権者に対して、公職選挙法で禁じられた香典や花を贈っていた、という疑惑です。

具体的には、10月17日、選挙区である東京都練馬区内にある斎場で、公設第一秘書が支援者の通夜の際に、2万円の香典を手渡していました。

後援会関係者は、次のように話しています。

秘書たちは後援会関係者が亡くなると、必ず菅原氏に報告をあげ、金額のお伺いを立てています。

しかし公職選挙法では、葬儀に議員本人が香典を持参する場合を除き、議員の名で選挙区内の人に香典を渡すことを禁じています。

冠婚葬祭に議員本人が出席することは認められている一方、秘書が議員の代わりに香典を配ることができると、脱法が可能になってしまうためです。

違反の罰則として、50万円以下の罰金、最長5年間の公民権停止が定められており、議員の当選も無効となります。

この点、当初、菅原一秀本人が葬儀で香典を渡した、と説明していましたが、通夜で公設秘書が香典を手渡す瞬間を、週刊文春(2019年10月24日号)に撮影されていました。

この写真が致命傷となり、菅原一秀は10月25日に経産大臣を辞任したわけです。

さらに、2020年6月16日の記者会見では、公職選挙法違反の認識があったと説明・謝罪し、香典などの提供は2017~19年、1年当たり30万円前後あった、と説明しました。



菅原一秀の疑惑③:買収「裏会費」リストが判明

菅原一秀の買収疑惑の第3弾です。

週刊文春(2020年6月25日号)の報道で、選挙区の有権者への「裏会費」リストが判明しました。

具体的には、2018年に菅原一秀の事務所が、地元の新年会などの会合でいくら支出したかが詳細に記録された、A4用紙3枚です。

「支払金額」「会費金額」という項目があり、それぞれ「10000」「3000」など、金額の記載がある。

会費の金額と実際の支払額の差額が、生々しく記載されています。

この「裏会費」リストについて、事務所関係者は、次のように説明しています。

菅原事務所では、地元新年会などに参加した際、本来決められた会費以上の金額を町会などに手渡すことが常態化していた。

このリストには、そうした“買収工作”の実態が克明に記されています。

次が、リストに記載されていた練馬区内の商業団体の会計担当者の証言です。

菅原先生は初当選の翌年の新年会から毎年来られています。

他の議員の先生方は会費ぴったりの3000円を支払い、同額の領収書を受け取りますが、菅原先生だけは5000円から1万円を置いていく。

毎年大丈夫なのかなと心配だったのですが、なかなか『結構です』とは言えませんでした。

毎年秘書さんと2人でやってきて、本人はスピーチをした後、すぐに会場を去っていきます。

選挙区の有権者に対して、実際の会費以上の金額を支払うと、差額分が、公職選挙法が禁止する寄附に当たるおそれがあります。

検察の菅原一秀に対する疑惑の捜査にも、さらに弾みがつきそうです。



MASAの意見

菅原一秀の事件では、直接、元公設秘書が告発を行っているのが特徴です。

自分が使えていた議員の不祥事を、身バレする前提で週刊文春に売っているわけですから、相当秘書に恨まれているんでしょうね。

検察の捜査も進んでいるようなので、河井夫妻に続いて、現役国会議員の逮捕に繋がる可能性も、十分あると思います。

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!