政治・経済ニュース

橋下徹の新型コロナ「ピークコントロール」ツイートがわかりやすい!政府の「リスクコミュニケーション」の失敗を指摘!

新型コロナ対策で、政府の「リスクコミュニケーション」が失敗

矢継ぎ早な政府の対応と、現場の混乱・世間の不安拡大

国内での感染が拡大する新型コロナウイルス。




安倍晋三首相率いる政府では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、次々と対応を打ち出しています。

  • 2月25日、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を決定。
  • 2月26日、今後2週間の全国的なスポーツ、文化などの大規模イベントの中止・延期・規模縮小を要請。
  • 2月27日、全国の小学校・中学校・高校に対して、3月2日から春休みまでの期間、臨時休校とすることを要請。
  • 2月29日、安倍晋三首相が記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けた対応に理解を求める。

しかし、こうした政府の対応は、「唐突」・「場当たり的」という印象も強く、現場が混乱してしまっています。

また、「そんなにタイヘンなことが起きてるのか!」とかえって世間の不安を高めてしまい、SNSをきっけに、マスクやトイレットペーパーの買い占めが起きたりと、状況は悪化してしまっているように見えます。

政府の「リスクコミュニケーション」の失敗

こうした下で、新型コロナ対策について、政府の「リスクコミュニケーション」の失敗を指摘する声が増えています。

「リスクコミュニケーション」(Risk Communication)

社会を取り巻くリスクに関する正確な情報を、行政、専門家、企業、市民などのステークホルダーである関係主体間で共有し、相互に意思疎通を図ることをいう。合意形成のひとつ。(出所:Wikipedia)

「リスクコミュニケーション」は、2011年の東日本大震災のときの原発問題でも話題になりました。

感染症や原発・環境といった問題では、「ゼロリスク」、すなわち、リスクをゼロにすることはできません。

したがって、社会全体として、上手にリスクとつきあっていくことが大事です。

このため、行政が、国民やマスコミとリスクに関するやり取り(コミュニケーション)をうまく行っていく必要がある訳です。

本当に必要な政策だとしても、国民が不安にかられてそれを受け入れられなければ、社会全体として必要な対応がとれなくなってしまいますので。




橋下徹の新型コロナ「ピークコントロール」ツイートがわかりやすい!

橋下徹の連続ツイート:新型コロナへの政府の「リスクコミュニケーション」の失敗を指摘

こうした中で、橋下徹(元大阪府知事・大阪市長)のツイッターでの投稿が、大規模イベントの自粛要請・学校の臨時休校要請について、非常にわかり易く、政府の「リスクコミュニケーション」の問題点を指摘しています。

まずは、橋本徹氏の連続ツイートをご覧ください。




新型コロナ対策での「ピークコントロール」論

たしかに、新型コロナの感染拡大の防止については、2月24日の示された国の専門家会議でも、今後1〜2週間が感染拡大のスピードを抑えられるかどうかの瀬戸際だという見解を示していました。

この中では、「感染拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡を減らすこと」、すなわち、「ピークコントロール」が最も重要だ、と指摘しています。

「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」による「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解」(2月24日)

  • 国内の感染が急速に拡大しかねない状況にある。
  • これから1-2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となる。(グラフの赤の線に進むか、青の線に進むかの分かれ道に)
  • 感染症予防の観点からは、全ての人に新型コロナウイルスの検査をすることは、有効ではない。また、設備や人員の制約のため、全ての人に新型コロナウイルスの検査をすることはできない。
  • 風邪や発熱などの軽い症状が出た場合には、外出をせず、自宅で療養を。ただし、目安の症状がある場合には、決して我慢せず相談を。
  • 心配だからといって、すぐに医療機関を受診しないで。
  • これからとるべき対策の最大の目標は、感染拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡を減らすこと。
  • 症状のない人も、それぞれが一日の行動パターンを見直し、リモートワーク、オンライン会議などのできうる限りの工夫を。

(出所:NHK NEWS WEB)

感想です。

いかがでしょうか。

学校への臨時休校要請の理由を、「子どもの健康を守るため」と説明する政府。

しかし、この説明では、「感染がみられない地域では休校は不要では」、「子どもは重症化しにくいのになぜ」、「それ以上に満員電車をなんとかしろ!」といった、色々な反応・批判が出てきてしまいます。

これに対して、橋本徹氏は、「国全体のピークコントロールが目的だとはっきり言うべき」、「子どもが新型コロナの感染源になるのを防ぎ、高齢者や基礎疾患がある人を守り、社会・医療のインフラを守るために、子どもたちに犠牲になってもらう必要がある」、「社会全体として、成人の経済活動を抑制するよりも、子どもたちにじっとしておいてもらう方が経済的ダメージが少ない政策だ(必要な補償などは別途行う)」、と正面から説明すべき、と主張します。

たしかに、政府の説明では、きれいな言葉で説明しようとした結果、政策の目的と優先順位がわかりにくいです。

これに対して、橋下徹氏の説明は、一見ドライで厳しい言葉なので、世間の反感を買いそうですが、実際には合理的で納得度が高いと思います。

政府が、きれいな言葉で説明しようとしているのは、橋本徹氏のような合理的な説明では、国民にはわかってもらえない、と考えているからかもしれません。

しかし、社会全体として、団結して合理的な打ち手をとっていかないと、新型コロナウイルスとの戦いに勝利することはできないでしょう。

政府が国民に対してどのように説明を行い、国民がその説明をどのように受け止めるのか。

まさに、日本国民の「民度」が問われているのだと思います。

そのためのよい例だと思いましたので、橋本徹氏のツイートをご紹介させて頂きました。

新型コロナウイルスは大きな問題ですが、日本国民の「民度」を信頼し、この難局を乗り切って行けると信じています。

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!