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「国民生活安定緊急措置法施行令」改正を解説。マスク転売の転売ヤーが死亡!

マスク転売の転売ヤーがついに死亡!

「国民生活安定緊急措置法施行令」の改正が決定!

3月10日、「国民生活安定緊急措置法施行令」の改正が閣議決定されました。

改正の施行(実施)は3月15日です。

これで、マスクを高額転売する「転売ヤー」に死刑宣告する最終兵器が発動になります!

マスク転売の転売ヤーがついに死亡!




マスクをドラッグストアなどの店頭で買い占めたうえで、フリマアプリやネットオークションサイトで、高額で転売する「転売ヤー」。

彼らの行動は、マスクの品薄を加速させ、社会問題化していました。

例えば、メルカリやヤフオクなどで、ネットオークションサイトなどで、「マスク60枚セットで約10万円、1800枚セットで約30万円」など、高値出品が並んでいました。

これに対して、メルカリは2月から、マスクや消毒剤の高値出品の削除や、出品者への入手経路の確認を開始。

また、ヤフーでも、ヤフオクやPayPayフリマで、マスクなどの高額出品を禁止し、出品の削除を進めました。

しかし、それでも転売は後を絶たず、「本体価格は原価のままとしつつ、送料を50万円」とするようなケースも裏技出品も登場。

政府(経済産業省)では、2月末に、「3月14日以降は価格にかかわらずマスクなどの出品を自粛する」ことを、ネットオークション事業者に要請。

さらに、最終兵器として、「国民生活安定緊急措置法施行令」の改正に至りました。

「国民生活安定緊急措置法施行令」改正を解説!




「国民生活安定緊急措置法」とは?

「国民生活安定緊急措置法」は、石油危機が発生した1973年に作られた、とっても古い法律です。

トイレットペーパーや洗剤など、原油価格と直接関係のない物資の買い占め騒動により、激しい物価の上昇(インフレ)が起きた異常事態への対応として制定されました。

今回改正になった政令の根拠になるのは、同法の26条です。

(割当て又は配給等)
第26条 物価が著しく高騰し又は高騰するおそれがある場合において、生活関連物資等の供給が著しく不足し、かつ、その需給の均衡を回復することが相当の期間極めて困難であることにより、国民生活の安定又は国民経済の円滑な運営に重大な支障が生じ又は生ずるおそれがあると認められるときは、別に法律の定めがある場合を除き、当該生活関連物資等を政令で指定し、政令で、当該生活関連物資等の割当て若しくは配給又は当該生活関連物資等の使用若しくは譲渡若しくは譲受の制限若しくは禁止に関し必要な事項を定めることができる。
2 前項の政令で定める事項は、同項に規定する事態を克服するため必要な限度を超えるものであつてはならない。

長ーい条文ですが、「生活関連物資等の供給が著しく不足するなど国民生活の安定又は国民経済の円滑な運営に重大な支障が生じるおそれがあると認められるときは、当該生活関連物資等を政令で指定し、譲渡の禁止などに関し必要な事項を定めることができる」と定められています。

また、政令で定めることにより、転売禁止に違反した者に対して、罰則(個人であれば、5年以下の懲役または300万円以下の罰金)を科すことができます。

「国民生活安定緊急措置法施行令」改正の内容は?

今回の政令改正は、法26条の規定に基づいて「衛生マスクを不特定の相手方に対し売り渡す者から購入した衛生マスクの譲渡を禁止する等の必要があるため、必要な措置を講ずる」ものです。

具体的には、次の3点がポイントです。

①法第26条第1項の政令で指定する生活関連物資等は、衛生マスクとする。

対象となる「衛星マスク」には、家庭用マスク・医療用マスク・産業用マスク等、広く市販されているマスクが幅広く含まれます。

②衛生マスクを不特定の相手方に対し売り渡す者から衛生マスクの購入をした者は、当該購入をした衛生マスクの譲渡(不特定又は多数の者に対し、当該衛生マスクの売買契約の締結の申込み又は誘引をして行うものであつて、当該衛生マスクの購入価格を超える価格によるものに限る。)をしてはならない。

個人・事業者による、購入価格を超える転売が禁止となります。

転売が禁止となるマスクの購入元は、消費者がアクセス可能な店舗やインターネットサイトなどを通じて、広くマスクを販売する小売業者等が対象となり、スーパー、ドラッグストア、ネットショップなどが広く含まれます。

③規定に違反した場合について、罰則を定める。

個人が違反行為をしたときは、「一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金」に処されます。

また、法人が違反したときは、実際の行為者(従業員)を罰するほか、法人に罰金が科されます。

 

この対応により、マスクの供給面では、一定の改善がみられると思います。

「マスクが足りない」という印象が強くなり過ぎてしまったので、需要が強すぎると、引き続きマスクの品薄が続いてしまうので、不要な買いだめは避ける必要があります。

一刻も早く、必要な人が皆マスクを入手できるようになることを期待したいですね。

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!

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