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修正申告での持続化給付金の申請は不可?牧原秀樹・経産副大臣のツイートで入金がさらに遅延か!?

5月14日の緊急事態宣言の一部解除時の記者会見で、首相の安倍晋三は、持続化給付金の支給について、次のとおり話しています。

持続化給付金は、この1週間で8万件あまりの中小企業、個人事業主に合計1千億円超の現金を届けた。

しかし、実際には、多くの資金繰りが苦しい事業者から、「申請したのに連絡がない」、「いつ振り込まれるのかわからない」という悲鳴が聞こえています。

そんな中、持続化給付金を所管する経産省のナンバー2・経産副大臣である自民党の牧原秀樹(まきはらひでき)衆議院議員から驚きの発言が飛び出し、炎上しています。




持続化給付金の審査に遅れが発生

5月16日、持続化給付金の特設サイトでは、次のリリースが出されています。

申請から給付にかかる時間につきまして
2020年05月16日

5月1日に申請を開始いたしました持続化給付金に関してまして、現在、非常に多くの申請をいただいており、審査が終わり次第、速やかに給付をさせていただいているところでございます。

申請いただいた内容に不備のある方につきましては、ご連絡に時間を要している場合もございますので、 大変申し訳ございませんが、今しばらくお待いただきますようお願い申し上げます。

また、申請に不備がない場合でも、一部の特例を利用された申請につきましては、 申請要領等に記載されておりますように、給付までに時間を要することがありますので、ご理解頂きますようお願いいたします。

通常2週間程度かかる審査のスケジュールについては、可能な限り前倒しで給付できるよう事務局では全力を尽くしております。

これから申請を行うみなさまにおかれましては、電子申請の操作方法を説明した動画も公開していますので、正しい申請を行うためにもぜひご一覧ください。
>電子申請の操作について

給付日の見込みなど、現在多くのお問い合わせをいただいているところですが、 個別の審査状況については、お答えすることはできませんので、ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

持続化給付金の特設ホームページ

非常に多くの申請が来ているため、通常2週間程度かかるとされている審査のスケジュールについて、遅れが発生しています。

特に、申請内容に不備があったり、特例措置を利用する申請については、審査に時間がかかっています。

審査事務局の人員の不足から、個別の審査状況への回答を受け付けていないことも、申請者の不安を高めています。

牧原秀樹のツイート(5/15):修正申告での持続化給付金の申請は不可?

そんな中、5月15日が、牧原秀樹が、次のように連続ツイートしました。

修正申告を用いた詐欺案件が見られるので、これを排除するために、「修正申告での申請は一旦止めるように、と指示をした」というのです。

もちろん、税金を使った補助金ですので、詐欺案件を排除することは重要です。

しかし、修正申告自体は、税務上正しく認められた手続きです。

にもかかわらず、修正申告を用いた持続化給付金の申告は不可、というのは、あまりにも乱暴な話です。

これを受けて、牧原秀樹のツイッターには、日々の資金繰りに苦しむ事業者から批判が殺到しました。

5/1朝から申請画面に張り付いて申請手続きした方々の気持ちや境遇を想像できないですか?
いまは、不正受給の可能性を調べるための時間と人手ほど無駄なことはないですよ。
いまこの瞬間困ってる人を助けてください。
それは、申請順に審査し即送金することです!

あなたは事業のことをわかっていないので修正申告を一旦ストップさせるという行為がどれだけ詐欺師にとって無意味で、本当に「今」必要な人にとって有害か全くわかっていません、私のように人生を狂わされる人だって他にもたくさんいると思います。

とにかく申請後の動きが不透明すぎるし、現状を把握できないままそれに縋らざる負えない我々は明日こそはと思いながら口座残高を確認しています。
初日に申請し未だ入金されてない方達はもう精神状態も限界でしょう。




牧原秀樹のツイート(5/16):批判を受けてトーンを修正?

これを受けて、5月16日、牧原秀樹は、改めて本件についてツイート。

「修正申告での申請に関しては、 『ペーパーカンパニーを確定申告の修正申告であたかも事業を行っているかのように偽装する同様な事案について、申請は一旦止めるようにと指示をした』という趣旨」とトーンを修正しています。

はっきりしませんが、詐欺事案を排除したいだけなので、一律に修正申告による申請が不可なわけではない、というような言い訳に聞こえますね。

MASAの意見

トーンを修正したとしても、こうした指示が副大臣からあれば、事実上、審査の現場では、修正申告による申請に関する審査に時間がかかる、ということにならざるを得ないでしょう。

それによって、持続化給付金の支給が遅れて、資金繰りが詰まって倒産する事業者が出てしまっては、それこそ本末転倒です。

政治家が思いつきで指示するのではなく、申請する事業者に寄り添った、透明性の高い対応が必要です。

牧原秀樹の経歴については、次の記事でまとめています。

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!




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