K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~を強行開催!
「K―1 WORLD GP」自粛要請を 西村担当相が埼玉知事に
さいたま市で22日に開催予定の格闘技イベントを巡り、西村康稔経済再生担当相は21日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、主催者側に自粛を促すよう埼玉県の大野元裕知事に要請した。県関係者が明らかにした。
イベントは「K―1 WORLD GP」で、県が保有する、さいたまスーパーアリーナが会場。昨年は1万人以上が集まった。
県関係者によると、県はこれまでもアリーナの管理団体を通じて自粛を求めてきたが、主催者側は「来場者へのマスク配布など万全の対策を取る」として、応じない方針を示しているという。
(共同通信)

3月21日、さいたまスーパーアリーナで、「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」が行われる予定です。

2019年3月に同様にさいたまスーパーアリーナで行われた前回の「K’FESTA.2」は、1万6000人を集客したと言われている、一大イベントです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて多くの大規模イベントが中止となる中、政府・埼玉県の自粛要請を振り切っての強行開催となります。
主催者はM-1スポーツメディア、プロデューサーは中村拓己
主催者側は、当日は、来場者へのマスクや飲料水の配付、換気の徹底などの感染予防策をとるとしています。

3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ「K’FESTA.3」に関するお知らせ
日頃より、K-1 JAPAN GROUPのイベント開催につきましてご理解、ご協力をいただき誠にありがとうございます。
3月22日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催いたします「K’FESTA.3」についてのお知らせです。
K-1実行委員会では新型コロナウイルスによる肺炎(感染症)の感染を防止するため、一般的に感染予防に有効とされる対策を講じていく所存です。感染防止のため、会場にご来場のみなさまには以下ご協力をお願いいたします。
・会場入口にてマスクを配布(1名につき1枚)させていただきます。枚数に限りがありますので、マスクをお持ちの方はマスク着用でのご来場をお願いします。
・スタッフ、競技役員、警備員がマスクを着用させていただきます。
・こまめな手洗い、うがいを励行いただきますようお願いいたします。
・会場内数カ所に消毒液を設置しておりますので、ご利用をお願いいたします。
・会場入口にてミネラルウォーターを無料配布させていただきます。定期的に水を飲むことが感染予防の対策となりますので、ご利用をお願いいたします。
・会場入り口にてサーモグラフィーを設置し、入場時にみなさまの体温を確認させていただきます。発熱があると判断した場合、入場をお断りする場合がございますので、ご了承ください。
・会場内では常時換気を実施し、通常よりも多く外気取込を行います。これに伴い、場内が寒くなる場合がございますので、ご了承ください。
・会場内では加湿器と次亜塩素酸水を使った空間除菌を実施いたします。
・会場内の飲食ブースでの飲食販売は行いません。会場内での飲み物の販売は自動販売機のみとなりますので、ご了承ください。なお「ビン・缶」を除く飲食物の持込は可能です。
・今大会では撮影会、サイン会、握手会、休憩中のサインボール投げなどのイベントは行いません。
・今大会では会場内での密集を避けるため、一部物販ブースを会場外に設置させていただきます。会場からの入退場にはチケットの半券が必要となります。必ず半券をお持ちください。
・発熱や咳など症状がある方、少しでも体調にご不安のある方、身近に新型コロナウイルス感染症の感染者もしくは感染の可能性のある方がいらっしゃる方は入場禁止とさせていただきます。
・咳エチケットをお守りいただきますよう、お願いいたします。
・大会から帰宅後も、すぐに手洗い・うがいなどを行いますようお願いいたします。
・咳やくしゃみなどの症状がひどく、他のお客様のご迷惑になると判断した場合、入場禁止事項にあたると判断した場合、ご入場をお断り、またはご退場いただく場合もございますので予めご了承ください。
大会運営にはみなさまのご理解ご協力が不可欠です。何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年3月19日(木)
K-1実行委員会
うーん、こまめな飲水や空間除菌などが、新型コロナの感染拡大の防止に有効、というか医学的な根拠はあるのでしょうか・・・
主催者側は、新型コロナウイルスの感染リスクがある中で開催する理由について、中村拓己プロデューサーは、「会場と話をして、予防対策ができると協議できたから」と説明と説明しています。
仮に、政府からイベント中止などの要求があれば「それに準じて考えていたとは思う」としつつ、3月20日に出された政府見解が、主催者側への慎重な対応にとどまったため、予定通りの大会実施を決めたと説明。
「まずは明日の大会を滞りなく行うことが一番。いろんな声があると思うが、終わった後に受けとめたい」と話しています。
中村拓己氏は、格闘技マスコミ・ライターや格闘技イベントKrushやK-1の解説者の出身で、2018年12月から、K-1プロデューサーを務めています。
中村拓己(39歳)、K-1プロデューサー
1981年8月18日生まれ、福岡県出身。格闘技WEBマガジン『GBR』編集部を経て、2012年からフリーに。格闘技ライターとして活動を続け、K-1・Krushのテレビ解説を務める。『K-STYLES』創刊により、同マガジンの編集を担当。2018年12月17日、K-1プロデューサーに就任した。

また、K-1のエースである武尊は「こういう状況でK-1を開催する意味を僕らが見せる。世界中にパワーを与えられるような試合をする」と語っています。

K-1の運営会社は、「M-1スポーツメディア」です。
会社名 | 株式会社M-1スポーツメディア |
英文名 | M-1 SPORTS MEDIA K.K. |
代表者 | 代表取締役 豊田茂 |
住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-34-20 原宿リージェンシー1F |
TEL | 03-6450-5072 |
FAX | 03-6450-5073 |
URL | http://www.k-1.co.jp/ |
お問い合わせ | http://www.k-1.co.jp/contact/ |
事業内容 | ・格闘技興行の企画・運営・制作 ・格闘技ジムの経営 ・モバイルコンテンツの企画・運営 ・格闘技ギア・イベントグッズ等の商品開発・販売 |
選手としては、試合をしたいのは当然です。
主催者側としても、国・県が自粛要請したとしても、イベントの中止に伴う損害を補償してくれる訳ではない、という事情もあるでしょう。
しかし、3月19日の国の専門家会議では、次の3つの条件が同時に重なるような場を避ける行動を要請しています。
- 換気が悪く、
- 多くの人が密集し、
- 近距離での会話や発声が行われる。
K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~は、室内で、8時間にわたって、1万人規模の観客が熱狂する室内イベントですから、正にこの3条件をすべて充たしています。
結果的に新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大(オーバーシュート)のきっかけになってしまった場合に、一企業で責任が責任を取れる話ではありません。
強行開催が、主催者として適切な判断かは、非常に疑問です。
また、医療現場でもマスクが不足してきている下で、このイベントのために多量のマスクを使用することへの批判も強いでしょう。
SNSでは、主催者に連絡しようとしても、電話が繋がらない、という声もきかれています。
https://twitter.com/maCnjaejxXthJYe/status/1241266499278368770?s=20
やはり、国が「自粛要請」ではなく、損害の補償措置とセットで、イベントを「禁止」にできる法律を整備する必要があるのかもしれません。
新型コロナウイルスの感染拡大が一刻も早く収まり、皆がイベントを気兼ねなく楽しめる日が早く戻ってきて欲しいものですね。
<追記>
結局、強行開催されました。。。席もだいぶ密着して埋まっています。
メガクラスターにならないことを祈るしかないですね。
ああ、やっぱり席が埋まってる
もう二週間後がの感染拡大が恐怖でしかない
あべちゃん緊急事態宣言だすべきだったねK1のKはKANSEN感染のK#k1 #さいたまスーパーアリーナ#パンデミック pic.twitter.com/f0P6jO9eTO
— Artemis (@Artemis_2019) March 22, 2020
「静かな観戦をお願いします」 強行開催のK1イベントさいたまスーパーアリーナの様子 #k1wgp – NAVER まとめ https://t.co/DTq5OrYMPP pic.twitter.com/xe1RVNcD9g
— 今井きなり (@hkpike839) March 22, 2020
マジで会場埋まってきた!!!!
K-1恐るべし!!!!#k1wgp pic.twitter.com/XgDbdMYn3n— tatsuyakay (@tatsuyakay) March 22, 2020
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!
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