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「カジノ管理委員会」が、カジノ汚職疑惑の中で発足!その仕事や委員を3分で解説!

2019年12月の秋元司・衆議院議員(元IR担当内閣府副大臣・国土交通副大臣)の逮捕以降、広がりを見せるカジノ(統合型リゾート(IR))を巡る汚職疑惑。

そうした中、2020年1月7日、政府の「カジノ管理委員会」が発足し、1月10日、初回会合が開催されました。

この記事では、カジノ管理委員会の仕事の内容や委員のメンバーについて解説します。

3分で理解できますので、是非ご覧ください。これで、あなたも事情通です!




「カジノ管理委員会」の仕事の内容は?

「カジノ管理委員会」は、2018年に成立した「特定複合観光施設区域整備法」(「IR整備法」と呼ばれています)に基づいて、2020年1月7日に設立されました。

「カジノ管理委員会」は、「適切な国の監視及び管理の下で運営される健全なカジノ事業」を実現するため、「カジノ施設の設置及び運営に関する秩序の維持及び安全の確保を図ること」を任務としています。

小難しいですが、要するに、カジノが国民から信頼されて、安全・安心に運営されるようにするのが仕事、ってことですね。

具体的に執り行う事務の内容は、次のとおりです。

  • カジノ事業免許等に係る厳格な審査
  • カジノ事業者等に対する監督
  • カジノ関連機器等の技術面の監督
  • 依存防止対策
  • 外国規制当局との連携、国際対応

(出所:カジノ管理委員会HP https://www.jcrc.go.jp/index.html

まず、カジノ事業者を審査して、暴力団との関わりがないことなどをチェックし、カジノを運営するために必要となる免許を与えます。

さらに、カジノ事業者の運営やコンプライアンスの状況等を、監督・チェックします。

そのうえで、もし不正が発覚する場合には、免許を取り消すなどの行政処分を行います。

この他、カジノへの依存症や治安悪化への対応についても、責任を負うことになります。




「カジノ管理委員会」の委員はどんな人達?

「カジノ管理委員会」は、委員長とその他の委員4名により構成されます

委員長・委員の任期は5年です(再任可)

職 名 氏 名 出 身
委員長 北村 道夫 元福岡高検検事長
委 員 氏兼 裕之 元国税庁名古屋国税局長
委 員 渡 路子 医師(精神科医)
委員(非常勤) 遠藤 典子 慶応大大学院特任教授
委員(非常勤) 樋口 建史 元警視総監

(出所:カジノ管理委員会HP https://www.jcrc.go.jp/index.html

信頼第一の公的機関だから当然かもしれませんが、官僚や学者から選ばれていますね。

北村委員長は、就任後の記者会見で、「委員・事務局が一丸となって、カジノ事業への国民の信頼をしっかりと築けるよう、身を引き締めて業務に励む」と挨拶しています。

また、カジノ(IR)を担当する、内閣府の武田良太行政改革等担当大臣が、「カジノ管理委員会」を所管します

武田大臣は、1月7日の記者会見では、「カジノ管理委員会」について、「国民の信頼をしっかりと集められる、公正公平で独立性を確保した組織として運営して欲しい」とコメントしています。

(出所:首相官邸HP https://www.kantei.go.jp/

今後のスケジュールは?

政府では、早ければ2020年1月中に、カジノ管理委員会の意見も踏まえて、カジノ施設の要件を定める基本方針を策定する予定です。

その後、2021年1月から7月の間に、各地方自治体からの認定申請を受付け。

既に、大阪府・市、横浜市、長崎県、和歌山県が誘致を表明しています。これに対して、北海道と千葉市は誘致見送りを公表済み。東京都と名古屋市は検討中です。

IR整備法に従って、当面、国内で最大3か所のカジノの設置が認められる予定です。

実際の開業は、2020年代半ばになる見込みです。まだまだ先ですね。




感想です。

政府は、カジノ(IR)を成長戦略の柱としていて、海外からのインバウンド観光客の増加などを狙って、カジノの整備を予定通りに進める方針です。

これに対して、野党側は、カジノ汚職疑惑を受けて、カジノ整備への反発を強めており、2020年通常国会(1月20日~)で、廃止法案を提出する構えを示しています。

カジノ汚職疑惑に関する捜査の進展を踏まえて、国会での論戦も盛り上がっていきそうですね。

今後とも、動向を追っていきたいと思います。

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