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持続化給付金の審査や入金が遅れている理由は?「見える化」が申請者の不安解消に不可欠

「持続化給付金」の審査や入金が遅れています

5月1日の申請受付の開始以降、申請件数は、既に70件を突破。

一方で、給付が決定して実際に振り込まれた件数は、まだ3万件程度にとどまっています。

この記事では、持続化給付金の審査や入金が遅れている理由や対応についてまとめます。




持続化給付金の審査や入金が遅れている理由

持続化給付金の審査や入金の遅れ

政府では、持続化給付金の審査のスケジュールについて「通常2週間程度かかる」と説明しています。

しかし、申請初日の5月1日に申請しても、まだ審査事務局から何の連絡もない、との嘆きの声が多くきかれます。

 

日々の資金繰りに苦労している中小企業・個人事業主にとっては数日の遅れが致命傷になりかねませんから、深刻な事態です。

この間の審査事務局や経産省の説明によれば、次のような問題が発生しているようです。

審査事務局の人員不足

持続化給付金については、できるだけ申請が簡単にオンラインでできる、というのが売りでした。

しかし、収入の減少の状況等については、事務局で提出書類を確認をする必要がありますが、この提出書類の確認作業に想定以上の時間がかかっているようです。

また、「創業特例」・「新規開業特例」など様々な特例が設けられており、その確認には通常の手続き以上に時間を要します

政府による申請件数と事務局の必要人員の見通しが甘かった、と言わざるを得ません。

提出書類の不備の多さ

実際の売上データを確認する書類は、申請者によってフォームもバラバラで、審査に時間がかかっているようです。

また、銀行口座の情報についても、口座名義人の名前と口座番号がズレるなど、想定以上の不備が発生している、とのことです。

しかし、この点についても、書類を指定しているのは政府自身ですから、政府の見通しの甘さを指摘されても致し方ないでしょう。




審査や入金の状況の「見える化」が必要

審査や入金の遅れへの怒りの声が高まる

こうした状況に対して、初日など早期に申請を終えた皆さんからは、既に「2週間程度」が経過する中で、怒りの声が日に日に強まっています

特に、事務局では、申請番号の順番に審査している、と説明しているわけです。

にもかかわらず、後から申請した人は既に入金されているのに、自分には何の連絡もない(不備の連絡もないので対応もとれない)、といった状況には、いらだちが募るのも当然です。

また、事務局に電話しても、「電話が混みあっているので、後でお掛け直しください」となってしまい、電話が繋がることはほとんどないようです。

申請者から審査や入金の状況が「見えない」問題

申請者の申請ページでは「審査中」との表示のみで、具体的な審査の状況に関する情報はわかりません。

申請者の申請ページで、具体的な審査の状況について具体的に確認できるようにしないと、申請者の不安は高まるばかりです。

MASAの意見

経産省では、元々、多数の申請が押し寄せて、審査に時間がかかることは予めわかっていたはずです。

「通常2週間」という審査期間は、すべてがうまくいけば、というベストの事例だったのではないでしょうか。

にもかかわらず、政府の偉い人による、早く入金できる、という政治的なアピールのために、「通常2週間」という審査期間が独り歩きしてしまった・・・

この結果困るのは、持続化給付金を計算に入れて資金繰り計画を立てた申請者である中小企業・個人事業主です。

また、膨大な審査に追われている審査事務局の人たちも、被害者と言えるでしょう。

結局、政治のパフォーマンスに、本当に困っている人たちや現場の人たちが振り回されている、というが真相だと言わざるを得ません。

一刻も早くこの状況を改善するために、今からでもできることをする必要があります。

まずは、中小企業・個人事業主の不安を解消するような、政府による情報発信、審査や入金の状況を「見える化」するようなシステムの整備が不可欠だと思います。

<追記(5月27日)>

持続化給付金の事務局である一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」と電通疑惑のデパートとなっています。

次の記事で、まとめていますので、是非ご覧ください。

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!




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