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中国の新型肺炎で「人から人への感染」を確認!パンデミックは起きるのか?

中国の新型肺炎で「人から人への感染」を確認!

中国で発生した新型コロナウイルスによる新型肺炎

連日、感染の拡大を伝える報道が続いています。




1月16日には、発生元である中国・湖北省武漢市を訪問していた、神奈川県在住の中国人の男性(30歳代)の感染が発覚。

日本国内でも、初めて新型肺炎の患者が確認されました

報道によれば、1月20日時点での新型肺炎の感染者は、次のとおりです。

・中国では、武漢市が198名。このほか、北京市で5名、広東省で14名、上海市で1名の発症を確認(計218人、うち死者は3名)。

・中国国外では、日本で1名、タイで1名。さらに、韓国でも1名の患者を確認。

さらに、「人から人への感染(ヒトヒト感染)」のおそれを伝える、とても気になるニュース速報が入ってきました(アジア全域をカバーするニュースチャンネルであるCNAより)。

China confirms human-to-human transmission as WHO emergency group meets

中国政府の国家衛生健康委員会に所属する感染症の専門家である鐘南山(Zhong Nanshan)氏が、国営中央テレビ(CCTV)に対して、「現時点で、『人から人への感染』が発生していると考えられる」との見解を示した、というのです。

“Currently, it can be said it is affirmative that there is the phenomenon of human-to-human transmission,” he said in an interview with CCTV.

鐘南山氏の発言の引用は、次のとおりです。

  • 広東省では、2名の患者は、(自ら武漢市に行ったことはないが、)武漢市を訪れた家族経由で、新型肺炎に感染した。
  • コロナウイルス患者を取り扱った14名の医療関係者の感染も確認された。
  • 春節(旧正月)で中国内での人の移動が増えることにより、感染者も増加すると予測。もっとも、対策により、抑え込むことができるだろう。

【追記】

1月23日朝のNHKの報道では、中国の新型肺炎による死者は17名、患者は540名超に増加しています。

また、発生元となっている湖北省武漢市では、感染の拡大を防止するため、1月23日より、武漢市から外部を結ぶ航空便や鉄道の運行を当面停止することを公表。市民に対して、特別な用事がない限り、武漢を離れないように求めています。

さらに、同日より、武漢市内のバス、地下鉄等の公共交通機関の運行も取りやめるとしています。




中国の新型肺炎でパンデミックは起きるのか?

元々、新型肺炎については、武漢市の海鮮市場を訪れた人が多く発症していました。

また、アライグマなどの野生動物がウイルスの発生源ではないか、との見解も示されています。

動物からの感染にとどまらず、「人から人への感染」が確認されたことで、今後、感染力の強さ次第では、感染の爆発的な広がり、いわゆるパンデミックのおそれも出てきます

幸い、現時点では、パンデミックを引き起こすような、強い感染力までは確認されていません

徒にパニックになることは避けましょう。

もっとも、これから中国では、春節(旧正月)で、1月24日から1月30日までの7連休になります。

国内での帰省ラッシュや、日本をはじめとする海外旅行ラッシュで、人の大規模な移動が行われることになります。

こうした中で、新型肺炎の感染が大きく拡大していく展開には、十分に注意する必要があるでしょう。

パニックにならず、冷静に情報収集を!

こうした環境では、パニックにならず、冷静に情報収集を行うことが大事です

この点、心配なのが、中国政府の情報統制です。

国内でのパニック回避を優先して、中国版ツイッター「微博」上の感染の書き込むが削除されるなど、ネット上での検閲を強化している、との報道も見られます。

日本政府には、中国に対して、適切な情報開示を働きかけてもらいたいです。

また、入国時の水際での管理体制も重要ですね。是非、万全の対応をお願いしたいです。

我々国民としても、自分と家族を守るために、冷静に、かつしっかりと、情報収集していきましょう。

情報源は、オフィシャルなものとして、やはり厚生労働省のHP(新型肺炎の特設サイト)が一番信頼できると思います。

中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について

また、次の次も、是非参考にしてみてください。




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